高級志向の富裕層の心を掴む

ハーレー

ハーレダビッドソンが日本に初めて輸入されたのは1912年で、当時は主に軍事車両として重用されていました。1930年代に入ると日本国内での生産が始まり、「陸王」が販売されるなど人気を博していましたが、小型車への移行もあり1950年代には生産が打ち切られました。

しかし、販売のみを目的としたハーレーダビッドソンジャパンが1989年に設立されると、日本国内でのバブル景気と相まって、大型バイクを好む高級志向の富裕層を中心に徐々に顧客を獲得し、バイク人気が低迷する中でバイク業界の救世主となっています。

歴史の長さや知名度の高さもあり、ハーレー関連のカスタム品を製造するメーカーは多く、独自の市場を形成するなどバイクマニアからの支持も集めています。

販売台数は以前に比べると減少傾向にありますが、全世界の販売総数としては年間で10万台近く売り上げ、約400億円の純利益を確保しているほか、アジア圏では販路を拡大しており根強い人気があります。

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